配偶者が亡くなった後に、実は不倫していた事が発覚!浮気相手に慰謝料請求はできる?

パソコンで資料を見ている探偵

配偶者が亡くなった後、遺品整理やスマートフォンを確認していて浮気が発覚するケースは、実は珍しいことではありません。長年連れ添った夫婦の思い出をたどりながら遺品整理をしていると、見たことのない写真や物(浮気相手からのプレゼント等)が出てきて、ショックを受けることがあります。こうした状況に直面した時、多くの方が「亡くなった後でも浮気相手に慰謝料請求ができるのか」と悩まれます。
今回は、亡くなった後の慰謝料請求の可否や、知っておくべき注意点を探偵目線で解説します。

目次

亡くなった後でも浮気相手への慰謝料請求は可能

結論から言うと、配偶者が亡くなった後でも、浮気相手への慰謝料請求は可能です。不倫や浮気は法律上「不貞行為」と呼ばれ、夫と浮気相手は「共同不法行為」を行ったとみなされます。共同不法行為とは複数人が協力して行った法的な違反行為であり、被害者である配偶者は共同不法行為者のいずれに対しても損害賠償を請求できます。そのため、夫が亡くなった後でも精神的な苦痛を理由に、浮気相手へ慰謝料の請求が可能です。
しかし、重要なのは「生前に浮気(不貞行為)があった」ことを証明する証拠が必要になるという点です。

注意点①:夫婦関係が破綻していた場合は慰謝料請求が認められない場合がある

配偶者が浮気をしていた時期に、すでに夫婦関係が破綻していた場合(別居状態、離婚協議中など)、慰謝料請求は認められない可能性があります。この場合、浮気行為が夫婦関係の破綻原因とは認められないためです。

注意点②:亡くなった後では証拠集めが難しい

配偶者が亡くなった後には、新たな肉体関係はもちろん存在しません。そのため、証拠収集はどうしても生前に残されたメールや写真、メッセージの履歴などに頼らざるを得なくなります。
実際に私たちみらい探偵社®︎にも「亡くなった後に浮気が分かった」というご相談が寄せられますが、どんなに優秀な探偵でも、行動調査で過去の出来事の証拠写真を撮ることはできません(タイムスリップはできません)。
生前に調査を開始していた場合に比べると、明らかに証拠の質や量が不足することが多くなります。

注意点③:慰謝料請求には時効がある

慰謝料請求には時効が設定されています。不貞行為およびその相手を知った時点から3年間が請求の時効期間です(民法第724条)。亡くなった後に浮気を発見した場合、時効期間の問題もあるため、早めの行動が求められます。

注意点④:相続すると求償権を行使される可能性がある

配偶者が亡くなった後、相続放棄をしない場合、妻(夫)は配偶者の権利だけでなく義務も引き継ぐことになります。これが意味するのは、慰謝料請求が成功して浮気相手から慰謝料を獲得できたとしても、逆に浮気相手があなたに対して求償権を行使してくる可能性があるということです。
つまり、配偶者と浮気相手が共同で負うべき責任について、あなた自身が浮気相手に対して支払い義務を負う場合があるかもしれません。

探偵社としてお手伝いできること

当たり前のことですが、亡くなった後には新たな肉体関係が存在しないので、新たな肉体関係の証拠を押さえることは出来なくなります。
ただ、配偶者が亡くなった後であっても、探偵社は浮気相手の身元調査や住所の特定等についてサポートできる場合があります。可能な限りバックアップいたしますので、まずはご相談ください。

探偵からのアドバイス「我慢せず早めの調査を」

生前、配偶者の浮気を疑いつつも、「今は言うべきではない」「確信がないから我慢しよう」と、その気持ちを押し殺して過ごしてしまう方も少なくありません。しかし、配偶者が亡くなった後に、日記やスマートフォンの履歴、写真などから明らかに浮気を裏付けるような証拠が出てきたとしたら・・・。その時初めて事実を知り、大きなショックとともに「なぜあの時、確かめなかったのだろう」と深い後悔に苛まれることになりかねません。配偶者が生きているうちに行動を起こし、専門的な調査によって浮気の有無を明らかにし、確かな証拠を確保しておくことこそが、慰謝料請求を現実的なものにし、自分自身の心を守るためにも非常に重要なのです。

まとめ:困ったらまずは探偵社に相談を

夫が亡くなった後に浮気の事実を知ることは、残された者にとって非常に辛く、心を揺さぶる出来事です。遺品の中に残されたメッセージや写真、連絡履歴などから、まさかと思っていた浮気の痕跡が浮かび上がってくることもあります。しかし、そのような現実を前にしても、「もう夫は亡くなっているから何もできない」と諦めてしまう必要はありません。たとえ夫がこの世を去っていたとしても、浮気相手はまだ生きているなら、必要に応じて法的責任を問うことが可能です。こうした繊細で感情的な問題は、自分ひとりで抱え込むには重すぎるものです。一人で抱え込まず、まずはプロの探偵にお気軽にご相談ください。浮気問題に詳しい専門家に相談することで、気持ちの整理と現実的な対応の両面から、納得のいく解決へと導くことができるのではないでしょうか。

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