配偶者がW不倫したら4人で話し合うべき?慰謝料請求で損しないための証拠集め

配偶者の浮気が発覚しただけでも大きなショックを受けるものですが、さらに浮気相手も既婚者だったと分かった場合、その衝撃はより大きいと思います。いわゆるW不倫の場合、「慰謝料請求はできないのではないか」「お互いの夫婦で慰謝料を請求し合うだけで、結局意味がないのではないか」と考えてしまう方もいます。
W不倫だからといって、慰謝料請求ができないわけではありません。ただ、W不倫は通常の不倫よりも関係者が多く、相手夫婦の動きによって状況が複雑になりやすいという特徴があります。特に、浮気相手の配偶者に先に動かれてしまうと、証拠の確保や慰謝料請求の進め方が難しくなることがあります。
大切なのは、感情的に動く前に、まず証拠を揃えることです。この記事では、W不倫で慰謝料請求を考える際に、なぜ早めの証拠確保が重要なのか、また、4人での話し合いや相手配偶者との関わりについて、どのように考えるべきかを解説します。
W不倫では相手配偶者に先に動かれるリスクがある
W不倫のケースでは、浮気相手の配偶者が先に不倫に気付き、証拠を集め、あなたの配偶者に対して慰謝料を請求してくる可能性があります。たとえば、あなたの夫が既婚女性と不倫していた場合、その既婚女性の夫が先に探偵へ依頼し、不貞行為の証拠を押さえることがあります。
そして、その証拠をもとに、あなたの夫に対して慰謝料を請求してくることがあります。この場合、あなたの家庭から先に慰謝料が支払われることになり、結果として家庭の財産が減ってしまう可能性があります。
もちろん、相手配偶者に先に請求されたからといって、あなたが慰謝料請求できなくなるわけではありません。しかし、相手側に先に動かれることで、精神的にも金銭的にも不利な状況になりやすいのは事実です。W不倫では、「相手夫婦がどう動くか分からない」という点を前提に、早めに準備を進める必要があります。
先に慰謝料を支払うと支払い能力が低下することがある
浮気相手の配偶者に先に慰謝料を支払ってしまうと、その分、あなたの家庭の財産が減少します。その後、あなたが自分の配偶者に慰謝料を請求しようとしても、すでに支払い能力が低下している可能性があります。
また、浮気相手に慰謝料を請求する場合でも、相手方の家庭内で慰謝料請求や離婚問題が進んでいると、支払いに関する交渉が難しくなることもあります。
W不倫では、単純に「浮気をした配偶者と浮気相手に請求すればよい」という話だけでは済まないことがあります。相手夫婦が離婚するのか、慰謝料請求をするのか、どちらが先に証拠を取るのか、誰が誰に請求するのかによって、状況は変わります。だからこそ、できるだけ早い段階で証拠を押さえ、自分がどのように動くべきかを整理しておくことが重要です。
W不倫では証拠確保を急いだ方がよい理由
W不倫では、通常の不倫以上に証拠確保を急いだ方がよい場面があります。その理由は、浮気相手の配偶者に不倫が発覚すると、それ以降、浮気関係が急に終わったり、会う頻度が減ったり、連絡手段が変わったりすることがあるためです。
不倫関係が続いているうちは証拠を取れる可能性がありますが、相手夫婦のどちらかに発覚した後では、警戒が強まり、調査が難しくなることがあります。特に、W不倫の場合は双方に家庭があるため、発覚後の動きが早いケースもあります。
「もう少し様子を見よう」と考えているうちに、証拠を取る機会を失ってしまうこともあります。慰謝料請求を考えるのであれば、感情的に問い詰める前に、まずは客観的な証拠を確保することが大切です。
相手配偶者が証拠を持っていても、自分の慰謝料請求に使えるとは限らない
W不倫では、浮気相手の配偶者が先に不倫に気付き、探偵に依頼して証拠を取っているケースもあります。この場合、人間関係が少し分かりにくくなるため、まず関係者を整理します。
- あなた
- あなたの配偶者
- 浮気相手
- 浮気相手の配偶者
たとえば、あなたの配偶者が既婚者と浮気をしていたとします。このとき、浮気相手の配偶者が先に探偵へ依頼し、あなたの配偶者と浮気相手の不貞行為の証拠を押さえていたとします。そして、その証拠をもとに、浮気相手の配偶者があなたの配偶者へ慰謝料請求をしたことで、あなたが初めて配偶者の浮気に気付くこともあります。
このような場合、「浮気相手の配偶者が証拠を持っているなら、その証拠を使えばいい」と考える方もいるかもしれません。しかし、そう簡単にはいきません。
その証拠は、浮気相手の配偶者が探偵に費用を払い、自分の慰謝料請求のために取得したものです。あなたのために取った証拠ではありません。そのため、浮気相手の配偶者が、あなたに証拠を提供してくれるとは限りません。
また、あなたが裁判で慰謝料請求をする場合、基本的には、あなた自身が配偶者の不貞行為を証明していく必要があります。浮気相手の配偶者が証拠を持っていたとしても、その証拠をあなたが自由に使えるとは限らないのです。
さらに問題なのは、その時点ですでに浮気関係が終わっている可能性があることです。浮気相手の配偶者に不倫が発覚し、慰謝料請求まで進んでいる場合、当事者同士はすでに強く警戒していることがあります。その後に新たな証拠を取ろうとしても、会わなくなっていたり、行動が慎重になっていたりして、調査が難しくなることがあります。
つまり、浮気相手の配偶者が証拠を持っているからといって、あなたの慰謝料請求が安心できるわけではありません。むしろ、相手側に先に動かれてしまうと、あなた自身が使える証拠を確保する機会を失い、結果として慰謝料請求が難しくなる可能性があります。
W不倫では、「誰かが証拠を持っているはず」と考えるのではなく、自分の権利を守るために、自分が使える証拠を確保しておくことが大切です。
W不倫でも4人で話し合う必要はない
W不倫と聞くと、ドラマの影響もあってか、自分たち夫婦と相手夫婦の4人で話し合わなければならないと思い込んでいる方がいます。
しかし、現実には、4人での話し合いはおすすめできません。4人で集まれば、感情的な対立が起きやすくなります。誰が悪いのか、どちらの家庭が先に壊れたのか、どちらがより傷ついたのか、どちらの配偶者が積極的だったのか。そのような話になり、本来進めるべき慰謝料請求や証拠の整理から話が逸れてしまうことがあります。
ドラマのように、全員が集まって不倫の事実を突きつけ、激しいやり取りをする場面を想像する方もいるかもしれません。ですが、現実の慰謝料請求において大切なのは、感情的な修羅場を作ることではありません。むしろ、4人で話し合うことで問題が複雑になり、慰謝料請求が進みにくくなることがあります。
もちろん、感情的には「相手夫婦にも直接言いたい」「全員で話をつけたい」と思うかもしれません。しかし、慰謝料をきちんと請求したいのであれば、感情のぶつけ合いよりも、証拠を揃えて冷静に進めることを優先した方がよいでしょう。
浮気相手の配偶者は味方とは限らない
W不倫では、浮気相手の配偶者も、あなたと同じように不倫をされた側です。そのため、「同じ被害者だから分かり合えるはず」「協力して証拠を集められるのではないか」「一緒に浮気した2人を追い詰められるのではないか」と考えてしまう方もいます。
たしかに、ドラマや漫画では、サレた側同士が結束して証拠を集めたり、浮気した2人を追い詰めたりする展開が描かれることがあります。
しかし、現実はそう単純ではありません。浮気相手の配偶者も、自分の家庭を守ること、自分が慰謝料を受け取ること、自分にとって有利な形で解決することを優先します。あなたの味方として動いてくれるとは限りません。最初は協力的に見えても、途中で考えが変わることもあります。
自分の配偶者とは離婚しない一方で、あなたの配偶者には高額な慰謝料を請求してくる可能性もあります。反対に、自分の家庭を守るために、不倫の事実を大きくしたくないと考える人もいます。同じサレ側であっても、利害が一致するとは限りません。
浮気相手の配偶者も、あなたと同じように傷ついた立場ではあります。しかし、その人はその人自身のために動いています。あなたの慰謝料請求を助けるために証拠を集めたわけではありません。そのため、浮気相手の配偶者に安易に連絡したり、情報を共有したりすることは慎重に考えるべきです。感情的に連絡してしまうと、相手夫婦の動きによっては、かえってあなた自身の立場が難しくなることもあります。
4人で揉めるより、自分の権利を守る準備をする
W不倫で大切なのは、相手夫婦を巻き込んで大きな話し合いをすることではありません。まず考えるべきなのは、あなた自身の権利を守ることです。そのためには、配偶者や浮気相手を問い詰める前に、不貞行為を裏付ける証拠を確保することが重要です。
証拠が不十分なまま話し合いを始めてしまうと、相手に言い逃れをされたり、警戒されてその後の証拠収集が難しくなったりすることがあります。
また、W不倫では、相手夫婦の動きによって状況が急に変わります。浮気相手の配偶者が先に証拠を取ることもあります。先に慰謝料請求をしてくることもあります。その時点で不倫関係が終わり、こちらが証拠を取る機会を失ってしまうこともあります。
だからこそ、感情的に4人で話し合うよりも、まずは自分のために必要な証拠を揃え、慰謝料請求や今後の夫婦関係について冷静に判断できる状態を作ることが大切です。

W不倫に気づいたら、まずは証拠を揃えましょう
W不倫に直面すると、怒り、不安、悔しさ、混乱など、さまざまな感情が押し寄せると思います。しかし、慰謝料請求を考えるのであれば、最初にすべきことは4人で話し合うことではありません。まずは、証拠を揃えることです。
W不倫では、浮気相手の配偶者が先に動く可能性もあります。相手夫婦の間で話が進み、浮気関係が終わってしまえば、その後に証拠を取ることが難しくなることもあります。また、浮気相手の配偶者が証拠を持っていたとしても、その証拠をあなたが自由に使えるとは限りません。相手も、自分のために費用をかけて証拠を取っています。
同じサレ側であっても、必ずしもあなたの味方とは限らないのです。W不倫だからこそ、感情的な修羅場を作るのではなく、冷静に証拠を集め、必要な準備を進めることが重要です。
みらい探偵社®︎では、W不倫のように複雑な浮気調査についても、状況に応じて慎重に対応しています。配偶者の浮気やW不倫に不安を感じている方は、まずは一人で抱え込まずにご相談ください。
*本記事は、W不倫や慰謝料請求について分かりやすく解説することを目的とした一般的な内容です。慰謝料請求や離婚、示談交渉を具体的に検討される場合は、弁護士などの専門家へご相談ください。

