夫婦が破綻しているから浮気しても慰謝料は請求できない、は本当か?:夫婦の破綻と不倫の関係

横浜でバイク尾行をする探偵

これまで普通の夫婦だと思っていたのに、急に配偶者が「性格の不一致だから離婚したい」「夫婦が破綻しているから離婚だ」などと言い出すことがあります。さらに、配偶者の浮気が発覚し、離婚したい理由はこれだったのかと腑に落ちることがあるかもしれません。

ただ、そのように配偶者を問い詰めても「もう夫婦は破綻しているんだから、慰謝料は発生しないから」などと言われる時があります。そのような時は、どう対応すればいいのでしょうか。
みらい探偵社®︎では、このようなご相談も多くお受けしております。

目次

そもそも、夫婦の破綻とは

まずは、夫婦関係が破綻している(かもしれない)ことを理由に、配偶者の浮気を簡単に許容するべきではありません。夫婦が破綻していると認められるためには、以下のような具体的かつ深刻な状況が必要な場合がほとんどです。

  • 双方が離婚を望む明確な意思があること
  • 共同生活が実質的に終了していること(共通の生活習慣の共有がない)
    • 料理、洗濯、掃除などの日常生活での協力が完全にない状態
  • 性生活が完全に停止していること
  • 経済的な生計が分離していること
  • 夫婦間のコミュニケーションも途絶えている状態

これらの基準に該当するような場合にのみ、夫婦関係は「破綻している」とみなされる可能性があります。夫婦間の一時的な不仲や喧嘩、表面上の仲の悪さだけでは、破綻とは判断されません。
夫婦喧嘩の状況でも、配偶者の不貞行為に対しては、客観的な証拠を基に、適切な法的措置を講じることが重要です。

夫婦の破綻と不貞の慰謝料請求

夫婦関係が破綻している場合、不貞行為による慰謝料請求は複雑になりがちです。もし夫婦関係が本当に破綻していると判断される場合、不貞行為に基づく慰謝料請求は難しくなる可能性があります。なぜなら、夫婦関係が既に存在しないとみなされるため、不貞行為が発生したとしても、それが慰謝料請求の対象となり得る「配偶者への義務違反」とは認められにくいからです。

ただし、これは破綻の程度によって異なり、破綻しているとされても、具体的な証拠や状況に応じて慰謝料請求が認められる場合もあります。そのため、慰謝料を請求する場合には、夫婦関係の破綻具合を詳細に分析し、専門家の意見を仰ぐことが重要です。

慰謝料請求のための証拠収集

慰謝料請求を成功させるためには、浮気や不貞行為を立証するための確かな証拠が必要です。有効な証拠には、浮気の場(ラブホテルの出入り等)を捉えた写真や動画、当事者間のやり取りを示すメッセージ(肉体関係があったとはっきりわかるもの等)、そして第三者の証言などが含まれます。

これらの証拠を適切に集めることで、裁判における主張の信憑性を高めることが可能になります。確実な証拠を揃えるため、プロの探偵に依頼することが望ましいでしょう。

慰謝料請求を成功させるために

浮気をしている配偶者から「夫婦が破綻しているから慰謝料は発生しない」という言葉を聞くことがあります。しかし、このような発言(ハッタリ)を鵜呑みにするのは危険です。夫婦関係が本当に破綻しているかどうかを正確に見極めることが重要です。夫婦喧嘩が頻繁にあるだけでは、破綻とは認められません。また、「これまでずっと我慢していたんだから、破綻だ」などと後から言う状況でも、簡単に破綻とは判断できません。

配偶者の浮気に関する言い訳に惑わされず、客観的な証拠を確実に集めることが、慰謝料請求において非常に重要です。証拠収集には時間と労力が必要ですが、このプロセスを通じて、不貞行為に対する正当な慰謝料を請求するための確かな土台を築くことができます。

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まとめ

本記事では、夫婦関係の破綻と不貞行為に基づく慰謝料請求の複雑な関係について探求しました。夫婦間の破綻が慰謝料請求に与える影響、証拠収集の重要性、そして法的な破綻の評価について詳しく説明しました。

特に、配偶者からの「夫婦が破綻しているから慰謝料は発生しない」という主張に惑わされず、事実を正確に見極めることの重要性を強調しました。夫婦関係が本当に破綻しているかどうかを冷静に評価し、不貞行為に対する慰謝料請求を検討する際には、客観的な証拠をしっかりと収集することが不可欠です。まずはみらい探偵社®︎へご相談ください。

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