浮気した配偶者が「自分も傷付いた」と被害者面した時の対応法|証拠取得後の話し合いで巻き込まれないために

配偶者に浮気をされたにもかかわらず、浮気をした側から「自分も傷付いている」「自分ばかり責められている」「あなたにも原因がある」と言われることがあります。
浮気をされた側からすれば、到底納得できない言葉です。裏切られたうえに、まるで自分が加害者であるかのように扱われると、怒りや悲しみだけでなく、「自分にも悪いところがあったのだろうか」と混乱してしまう方もいます。
探偵に依頼して浮気の証拠を押さえた後でも、相手が素直に事実と向き合うとは限りません。証拠を示して話し合いをしようとした際に、浮気をした配偶者が被害者のように振る舞い、責任をすり替えようとすることがあります。
しかし、相手がどれだけ被害者のように振る舞っても、浮気の事実や責任が消えるわけではありません。大切なのは、相手の言葉に巻き込まれず、何が起きたのかを冷静に整理することです。この記事では、浮気した配偶者が被害者意識を持つ心理や、「自分も傷付いた」と主張する背景、そして浮気をされた側が自分を責めないための考え方を解説します。
浮気の証拠を示した後、配偶者が被害者のように振る舞うことがある
浮気問題では、証拠を押さえた後の話し合いで、はじめて相手の本当の態度が見えてくることがあります。証拠を見せれば素直に認めると思っていたのに、実際には謝罪よりも先に言い訳をされたり、夫婦関係の不満を持ち出されたり、「自分もつらかった」と被害者のように振る舞われたりすることがあります。
もちろん、夫婦関係の中で不満やすれ違いがあった可能性はあります。夫婦の問題は、一方だけで成り立つものではありません。しかし、夫婦関係に不満があったことと、浮気をしてよいことは別問題です。
不満があったなら、話し合う、距離を置く、夫婦関係について相談する、離婚についてきちんと話すなど、別の方法を取るべきでした。浮気という形で配偶者を裏切った以上、その責任を「自分も傷付いていた」という言葉だけで曖昧にすることはできません。
浮気した配偶者が被害者意識を見せる主なケース
浮気をした配偶者が「自分も被害者だ」と主張する背景には、いくつかのパターンがあります。
家庭の不満や不安が浮気の引き金だったと主張するケース
「子ども中心になり、パートナーが自分を構ってくれなかった」「家庭の中で孤独を感じていた」として、家庭内の不満や不足感を理由に浮気を正当化しようとするケースです。本人の中では、「自分は満たされていなかった」「寂しい思いをしていた」と本気で感じている場合もあります。
しかし、家庭に不満があったことと、浮気をしてよいことは別です。家庭の中で孤独を感じていたとしても、その不満を配偶者以外の異性との関係で埋めることは、配偶者を傷付ける行為です。不満や不安があったなら、まずは夫婦で向き合うべきであり、浮気の理由として正当化できるものではありません。
パートナーが浮気の原因だと責任転嫁するケース
「ゲーム禁止など厳しすぎて自分の居場所がなかった」「束縛されて自由がなかった」として、パートナーの態度が浮気の引き金だったと責任転嫁するケースです。このような言い方をされると、浮気をされた側は「自分にも悪いところがあったのだろうか」と考えてしまうことがあります。
たしかに、夫婦関係の中で改善すべき点があった可能性はあります。ですが、それと浮気の責任は分けて考える必要があります。夫婦関係に問題があったとしても、浮気をするかどうかは、浮気をした本人が選んだ行動です。相手から「あなたのせいでこうなった」と言われても、その言葉をそのまま受け入れる必要はありません。
浮気による結果、自分も傷付いていると感じるケース
「浮気が発覚して周囲から非難された」「家族から冷たい目で見られて苦しい」「自分も精神的に追い込まれている」として、浮気が明るみに出た後の自分のつらさを“被害”として捉えるケースです。
たしかに、浮気が発覚した後、本人が苦しい状況になることはあります。しかし、それは浮気をした結果として生じた苦しさです。浮気をされた配偶者が受けた傷と、浮気をした本人が責められて感じる苦しさは、同じものではありません。
謝罪や償いをしているのに受け入れられないと感じるケース
「反省して謝っているのに許してくれない」「もう謝罪したのに、いつまでも責められる」として、許してくれないパートナーに不満を抱くケースです。この場合、本人は「自分は謝った」「償おうとしている」と考えているかもしれません。
しかし、謝罪したからといって、浮気をされた側がすぐに許せるわけではありません。裏切られた側の傷は、相手が謝った瞬間に消えるものではないからです。
謝罪や反省は大切です。ただし、それを受け入れるかどうか、いつ許せるのかは、浮気をされた側が決めることです。「謝ったのに許してくれない」と被害者のように振る舞うのは、相手の傷の深さを十分に理解していない状態ともいえます。
本当にそう思っている場合と、責任逃れのために言っている場合がある
浮気をした配偶者が「自分も傷付いた」と言うとき、その言葉が本心から出ている場合もあれば、責任逃れのために使われている場合もあります。
「自分も傷付いた」と本気で思っている場合
本人の中では、本当に「自分も苦しかった」「自分も傷付いた」と感じている場合があります。浮気が発覚して責められたこと、家族から信頼を失ったこと、離婚や慰謝料の話になったことを受け止めきれず、自分も被害者だと考えてしまうのです。
この場合、浮気をした配偶者は、もともと精神的にかなり弱っていたり、依存傾向が強かったり、自分の行動と向き合うだけの余裕がなくなっていたりすることもあります。
「自分も傷付いた」と責任逃れのために主張する場合
一方で、早く離婚を進めたい、または自分の責任を軽く見せたいがために、あえて「自分も傷付いた」「あなたにも原因がある」と主張するケースもあります。本当は自分の浮気が原因だと分かっていても、話し合いを夫婦喧嘩に持ち込み、「お互いに悪かった」という形にしたい場合があります。
もしくは喧嘩で声を荒げる様な事があれば、モラハラだと主張しようと虎視眈々と狙っている可能性もあります。このようなケースでは、こちらが冷静に話そうとしても、何を言っても喧嘩腰で返されたり、論点をすり替えられたりして、話し合いにならないことがあります。
被害者意識を持つ配偶者に巻き込まれないために
浮気をした配偶者が被害者意識を見せるとき、浮気をされた側がまず意識したいのは、相手の言葉をそのまま受け止めすぎないことです。相手が「自分も傷付いた」と言ってきたとしても、「そう感じていること」と「浮気をした責任」は別です。
話し合いの中では、次のように線引きして考えることが大切です。
- 「あなたが苦しかったこと」と「浮気をしたこと」は別の問題です。
- 「夫婦関係に不満があったこと」と「不貞行為をしたこと」は別の問題です。
- 「離婚したいこと」と「慰謝料や責任の話」は別の問題です。
この線引きができないまま話し合いを続けると、相手のペースに巻き込まれやすくなります。そして、話し合いができないと感じた時は、無理に進めようとせず、次の手段に進んだ方が賢明です。
話が通じない場合は、第三者を挟んで進めることも大切です
浮気の証拠を押さえた後でも、配偶者との話し合いがうまく進まないことはあります。相手が被害者のように振る舞ったり、責任転嫁をしたり、感情的な言い争いに持ち込もうとしたりする場合、当事者同士だけで解決しようとすると、さらに傷付いてしまうことがあります。特に、相手が話の論点をすり替える場合や、何を言っても自分の責任を認めない場合は、無理に二人だけで話し合いを続ける必要はありません。
そのような場合は、弁護士などの第三者を挟んで交渉を進めることをおすすめします。弁護士に依頼することで、慰謝料請求、離婚条件、財産分与、親権、養育費などについて、感情ではなく法的な整理に基づいて話を進めやすくなります。

まとめ:証拠を取った後こそ、相手の言葉に巻き込まれないことが大切
浮気の証拠を押さえた後でも、配偶者が素直に事実と向き合うとは限りません。浮気をした側が被害者のように振る舞うことがあります。本当に本人がそう感じている場合もあれば、早く離婚したい、自分の責任を軽くしたいという目的で、あえて相手のせいにしている場合もあります。
しかし、どちらの場合でも、浮気をした事実や責任が消えるわけではありません。
- 夫婦関係に不満があったことと、不貞行為をしたことは別です。
- 相手が傷付いたと感じていることと、浮気をされた側の傷も別です。
証拠を押さえた後の話し合いでは、相手の感情的な言葉に巻き込まれず、事実と責任を冷静に整理することが大切です。もし、浮気をした配偶者と話が通じない場合は、無理に当事者同士だけで解決しようとせず、弁護士などの第三者を挟んで交渉を進めることをおすすめします。みらい探偵社®︎では必要に応じて、弁護士のご紹介も可能です。ひとりで抱え込まず、証拠をもとに、次の判断へ進んでいきましょう。

