副業・起業の裏に隠れた不倫|“新会社”が愛人との隠れ蓑になる瞬間

最近では、「夫が会社を立ち上げる」「妻がフリーランスとして独立する」など、起業や副業が当たり前の時代になりました。しかし探偵の現場では、そうした“新しい働き方”の中に、不倫・愛人関係を隠すための仕組みが作られているケースも少なくありません。関係者の中に、浮気相手が混じっていませんか?
今回は、起業や副業の裏に潜む「ビジネスの顔をした浮気・不倫」の実態と、その見抜き方について解説します。
出世ではなく“自由”を求めた独立の裏側
起業や副業と聞くと、向上心やキャリアアップを想像する方が多いでしょう。しかし中には、「勤務時間や人間関係に縛られたくない」「誰にも口を出されたくない」という理由で独立する人もいます。もちろんそれ自体は悪いことではありません。ただし、その“自由”が愛人との関係を自由にするための口実になっているケースがあるのです。たとえば「自分の会社だから、誰とどこで仕事しても文句は言われない」と言い訳し、浮気相手と日中から行動を共にする。“仕事”という言葉の後ろに、私生活を隠しやすくなるのが、独立や副業の怖いところです。あなたの配偶者の言う「自由」とは「夫婦からの自由」かもしれません。
愛人を“共同経営者”や“スタッフ”にするケース
探偵の調査では、「夫(または妻)が新しい会社を立ち上げた」と聞いて調べてみると、浮気相手や愛人が共同経営者やスタッフとして関わっていたというケースもあります。名目上は「信頼できるビジネスパートナー」。しかし実態は、毎日顔を合わせるための仕組みです。経理担当、秘書、営業スタッフなどの肩書きを与え、給与や経費名目でお金を渡すことで、愛人を経済的に支えています。最近では、夫だけでなく妻が男性スタッフや取引先と関係を持つケースも増えています。どちらの立場であっても、“仕事”という看板の裏に浮気・不倫関係を隠す構図は同じです。
オフィスという名の“隠れ家”:それだけでは証拠にならない理由
「ワンルームの事務所」だけでは不貞の証拠にならない
新しい会社を立ち上げるとき、ワンルームマンション等を「事務所」として借りるケースは珍しくありません。社員が二人しかいない会社で、その二人が同じ部屋に出入りしていたとしても、それだけでは不貞の証拠にはなりません。浮気の法的判断はあくまで「肉体関係の有無」で決まります。たとえ密室で二人きりだったとしても、会社であれば「会社に出勤しただけ」「遅くまで残業していただけ」と説明できてしまうのです。なぜなら常識的に考えて、オフィスで性行為をするとは考えにくいからです。
その場所が会社である以上、「二人でワンルームに入っていった」→「会社に出勤しただけ」、「夜まで一緒にいた」→「仕事が長引いただけ」。このように“仕事”という名目が成り立ってしまい、会社の部屋に一緒にいたというだけでは不貞とは認められにくいのが現実です。
感情で決めつけると見誤る
もし「二人きりで会社にいた=不倫」と決めつけてしまえば、既婚者の男女二人で経営しているすべての小さな会社が、全て不倫関係ということになってしまいます。現実には、真面目に仕事をしている人も多く存在します。だからこそ、探偵としては「怪しい」だけではなく、行動の積み重ねと状況の整合性を冷静に見ることを大切にしています。
探偵は“会社の中”を見られない
探偵の調査では、会社の内部を撮影したり、立ち入ったりすることはできません(依頼者様も会社役員等、決済権のある立場であれば、社内に防犯カメラを付けられる可能性はあります)。探偵には法律上の制限があり、見られるのは“外での行動”だけです。そのため、会社の中で何が起きているかを直接証明するのではなく、出入りの前後の行動を観察し、そこから状況を推測することが重要になります。
“外での行動”が決め手になる
外で手をつないで歩く、寄り添って食事をする、道端でキスを交わす…こうした行動が確認できれば、「単なる仕事仲間ではない」と判断されやすくなります。そのうえで、二人きりで会社に入り、長時間出てこないという状況が重なれば、「肉体関係があっても不自然ではない」と推認できる十分な材料になるのです。つまり、探偵が立証すべきは“室内の出来事”ではなく、“室外で見せる親密な行動”です。会社を隠れ家にしているような深い関係の場合、外での油断が出やすく、そこで決定的な証拠が得られることが多いのです。
不倫相手を会社に引き入れる…最も危険な「資金流出の形」
「社員」「役員」「顧問」という名の隠れ蓑
不倫相手を会社に引き入れる行為は、単なる浮気の延長だけではありません。それは、夫婦で築いた財産を愛人に流すための常套手段です。名目上は「社員」「役員」「顧問」など、もっともらしい肩書きを与えますが、実態は愛人に給与・報酬・経費という形でお金を流す仕組みです。表面上は合法的に見えるため、税務署にも銀行にも止められません。「仕事の報酬」「業務経費」として処理されているため、配偶者が気づいた時にはすでに多額の資金が移動済みというケースも少なくありません。
夫婦の貯金が“会社”を経由して消える
中には、数千万円単位の貯金が根こそぎ動かされていたという事例もあります。そのお金が浮気相手の生活費、旅行代、引っ越し資金、さらには愛人名義の不動産購入に使われていることもあります。家庭の資金が“事業資金”という名目で流れ、最終的に愛人の懐へ…。これは単なる裏切りではなく、経済的な搾取であり、財産略奪です。
「会社」という形がすべてを正当化する
この手口の厄介な点は、「会社」という形式を取ることで、すべてが“仕事”として正当化されてしまうことです。デートを「打ち合わせ」として飲食代を経費で落とす。プレゼントを「福利厚生」として処理する。不倫旅行を「出張」や「視察」として費用計上する。こうして婚外恋愛にかかった費用が“経費”という名のもとで処理されていくのです。外から見れば何も不自然ではない。帳簿上も合法的に見える。それがこの手口の恐ろしさです。
「違和感」を感じたらすぐに行動を
もし、あなたの配偶者が新しい会社を立ち上げ、特定の異性を社員や役員にしているようであれば、それは“ビジネス”ではなく、“財産の移動”が始まっている可能性があります。その社員や役員は、やけに親しげではありませんか?時間が経てば経つほど資産は戻りません。違和感を覚えた段階で、早めに専門家へ相談してください。浮気の証拠と同時に、お金の流出を止める行動を取ることが、あなたの未来を守る唯一の手段です。
働き方の自由が“婚外恋愛の自由”になっていないか
起業や副業は、夢や理想の実現のための素晴らしい一歩です。しかし、その裏で「もう一つの人生」を築こうとしている人がいるのも事実。浮気は、勤務先を変えるように会社を作り替え、表向きには「仕事」、実際には「浮気・婚外恋愛」を楽しむ場に変えてしまうことがあります。もし「なんだかおかしい」「直感に引っかかる」と感じたら、感情的に責めるよりも、まずは冷静に事実を確かめることが大切です。探偵による行動調査で、早い段階で真実を知ることが、後悔しない判断につながります。

副業・起業の裏に隠れた不倫に注意
浮気の現場は、もはや“夜のホテル”だけではありません。名刺、オフィス、経費処理…それらすべてが新しい不倫の形を示す証拠になり得ます。「事業を応援したい」という気持ちと、「なんだか違和感がある」という直感、どちらも正しいサインです。みらい探偵社®︎は、あなたのその“違和感”を形に変えるお手伝いをします。証拠を取ることは、疑うことではなく、“自分を守る行動”です。いつでもご相談ください。

