良い探偵の選び方:求人情報をチェック③|相談員(カウンセラー)の待遇で見抜く誠実さ

探偵社を選ぶとき、料金や口コミだけでなく「求人内容」にも目を向けてみてください。求人は、その会社の“内側”を映す鏡のようなものです。シリーズ第3回では、依頼者様と最初に接する「相談員(カウンセラー)」の求人を通じて、誠実な探偵社と営業色の強い会社の違いを解説します。
相談員=探偵社のカウンセラー=営業担当
相談員は、依頼者様の悩みや不安を聞き取り、最適な調査プランを提案する役割を担います。いわば「探偵社のカウンセラー」とも言える存在です。調査の前段階で心の整理を手伝い、感情的になりがちな依頼者様を冷静に導くことができる相談員こそ、本来の意味でのプロフェッショナルです。
しかし一方で、会社によっては「契約を取るための営業職」として扱われるケースもあります。カウンセリングのような寄り添いではなく、営業トーク中心になってしまう相談員も少なくありません。その違いが、依頼後の満足度を大きく左右します。
給与の違いに見る“営業優先”の構造
求人を見ると、調査員よりも相談員(カウンセラー)の給与が高い会社をよく見かけます。これは一見すると「相談員(カウンセラー)が重要視されている」と思えるかもしれませんが、実際には営業重視の会社に多い特徴です。
契約数が給与に直結する仕組みのため、誠実にカウンセリングするよりも「どうすれば今ここで契約してもらえるか」に意識が偏りやすくなります。その結果、依頼者様の不安を煽るような説明や、“焦らせる言葉”が増える傾向も見られます。
求人には“会社の本質”が出る
大手探偵社の中には、調査力よりも「営業力」を重視する会社があります。相談員(カウンセラー)にはノルマや売上目標が課され、数字を追うように教育されるケースもあります。
その結果、依頼者様の話をじっくり聞くカウンセリングよりも、契約率を上げる心理的アプローチが中心になってしまうのです。誠実な対応よりも「契約を取るためのテクニック」が優先される環境では、依頼者様の信頼が長続きしないのも当然です。
営業会社化する探偵業界の実態
一昔前までは、特に世間知らずな専業主婦をターゲットに、「離婚になると困るので証拠を取りましょう」「今すぐ調査しないと路頭に迷います」といった不安を煽る営業トークが横行していました。
社会経験豊富な女性が増えた今では、そのような手口は減りましたが、完全になくなったわけではありません。形を変え、言葉を柔らかくして今も存在します。どんなに優しい言葉をかけられても、「本当に自分のための提案か」を冷静に見極める視点が必要です。
契約後のトラブルと“質の低下”リスク
「契約前は丁寧で連絡もすぐ取れたのに、契約後は連絡が取りづらくなった」「急に態度がそっけなくなった」…これは探偵業界でよく聞かれるトラブルです。
また、相談員への報酬が高く設定されている場合、その分、現場で働く調査員の待遇が低くなり、調査の質が下がるリスクもあります。どれだけ親身なカウンセリングを受けても、肝心の調査力が伴わなければ意味がありません。
“相談員に優しくチヤホヤされたいのか”、“確実に証拠を取りたいのか”…依頼前に、自分の目的を見直すことが大切です。
誠実なカウンセラーがいる会社の特徴
誠実な探偵社の相談員(カウンセラー)には共通点があります。無闇に契約を急かさず、他社との比較を勧めてくれる。慰謝料の金額を軽々しく口にしない。調査のリスクや限界も包み隠さず説明してくれる。
こうした相談員は、調査員との連携もスムーズで、依頼者様の目的を理解した上で現場をサポートします。つまり、「現場と心をつなぐ役割」を果たしているのです。

まとめ:求人は“探偵社の鏡”
求人内容には、その会社の理念と体質が表れます。給与体系、仕事内容、評価基準…どれも探偵社の誠実さを測る材料です。
調査員より相談員の待遇が極端に高い会社は、“営業優先”の営業会社である可能性を疑いましょう。逆に、現場とのバランスを大切にする会社は、依頼者様にも誠実であることが多いのです。みらい探偵社®︎は「誠実第一」をモットーとしています。営業時に不安を煽ったり、「◯百万円の慰謝料が必ず取れる」といった過剰な期待を持たせるような提案は一切いたしません。
相談員はカウンセラーとして依頼者様の心に寄り添い、調査員は現場で確実な証拠を押さえる…この両輪で、依頼者様の未来を守るのが私たちの使命です。
