鬱病で休職中の配偶者が浮気していたら|病気だからと我慢し続けなくてよい理由

配偶者が鬱病で休職していると、家族として支えようと考える方は多いと思います。仕事に行けないほど苦しんでいるのだから、できる限り寄り添いたい。家事や育児、生活費の負担が増えても、今は自分が頑張るしかない。そう思いながら、日々を支えている方も少なくありません。
しかし、浮気調査のご相談を受けていると、配偶者が鬱病で休職している最中に浮気をしているケースがあります。休職中で仕事には行けないはずなのに、特定の相手とは連絡を取り、外出し、会う時間を作っている。その事実に気づいたとき、支える側の配偶者が受けるショックは非常に大きいものです。
この記事では、鬱病で休職中の配偶者が浮気に走ってしまう背景、支える側が抱えやすい苦しみ、そして「病気だから」とすべてを我慢する必要はないということについて解説します。
鬱病で休職中の配偶者が浮気するケース
鬱病で休職していると聞くと、多くの人は「家で療養している」「外出する元気もない」と考えるかもしれません。もちろん、本当に心身ともに動けず、治療と休養に専念している方も多くいます。鬱病は、気分の落ち込みや意欲の低下だけでなく、集中力の低下、悲観的な考え方、自責感、不眠、食欲低下など、心身にさまざまな影響が出る病気です。
ただ、実際のご相談では、仕事には行けない状態であっても、浮気相手とは連絡を取り続けていたり、日中に外出して会っていたりするケースがあります。休職によって時間ができること、孤独感や不安が強くなること、家庭や仕事から逃げたい気持ちが出ることなどが重なり、結果として浮気関係に流れてしまうのです。
鬱病の配偶者が浮気に走る理由とは?
「鬱病で悩んでいる人が、どうして浮気に走るのか」と疑問に感じる方も多いと思います。その背景には、自己肯定感の低下、孤独感、判断力の低下、現実逃避の気持ち、そして休職中の自由時間など、いくつかの要因が重なっていることがあります。ここでは、鬱病で休職中の配偶者が浮気に走ってしまう背景について、いくつかの視点から解説します。
自己肯定感の低下と、一時的な解放感を求める気持ち
鬱病になると、自分を責める気持ちが強くなったり、「自分には価値がない」と感じてしまったりすることがあります。仕事に行けない自分、家族に迷惑をかけている自分、以前のように動けない自分を責めてしまい、家庭の中でも居場所がないように感じてしまうことがあります。
そのような状態のときに、外の相手から優しい言葉をかけられたり、肯定されたりすると、一時的に安心感を得てしまうことがあります。「あなたは悪くない」「つらかったね」「自分はあなたを分かっている」このような言葉が、弱っている心に強く入り込んでしまうことがあります。
本来であれば、配偶者や家族との関係の中で向き合うべき問題であっても、浮気相手からの肯定や慰めによって一時的に心が軽くなり、その関係に依存してしまうケースがあります。
孤独感と、理解者を求める気持ち
鬱病で休職していると、職場とのつながりが減り、人と会う機会も少なくなります。家にいる時間が増える一方で、気持ちは晴れず、家族にも本音を言えない。支えてくれている配偶者に対しても、申し訳なさや負い目があり、素直に弱音を吐けないことがあります。
その結果、「自分を理解してくれる誰か」を家庭の外に求めてしまうことがあります。最初は相談相手だったとしても、やり取りが続くうちに気持ちの距離が近くなり、浮気関係に発展してしまうケースもあります。
この場合、本人の中では「浮気をしている」というより、「自分を分かってくれる相手に支えてもらっている」と都合よく考えていることもあります。しかし、された側から見れば、それは配偶者への裏切りです。どのような理由があっても、家庭の外で異性に心の支えを求め、関係を深めていった結果として浮気に至ったのであれば、支える側が傷つくのは当然です。
判断力の低下と、冷静に考えられない状態
鬱病では、気分の落ち込みだけでなく、集中力や思考力が低下することがあります。そのため、普段であれば踏みとどまれるような場面でも、冷静に考える力が弱まり、その場の感情に流されてしまうことがあります。
「少し会うだけならいい」「相談に乗ってもらっているだけ」「今の自分にはこの人が必要だ」このように自分の行動を正当化し、配偶者や家族がどう感じるかまで考えられなくなってしまうことがあります。ただし、ここで大切なのは、判断力の低下があったとしても、それが浮気の免罪符になるわけではないということです。
非現実への逃避
鬱病で休職していると、現実と向き合うこと自体が苦しくなることがあります。仕事に戻れるのか、家族に迷惑をかけていないか、将来どうなるのか。そうした不安を抱え続ける中で、現実から逃げたい気持ちが強くなることがあります。そのようなとき、浮気相手との関係が「現実逃避の場所」になってしまうことがあります。
家庭では休職中の自分、病気の自分、支えられる側の自分として見られる。けれど、浮気相手の前では違う自分でいられる。その一時的な解放感に依存してしまい、関係を続けてしまうケースがあります。
休職中の自由時間が、浮気のきっかけになることもある
鬱病で休職している場合、仕事に行かない分、日中の自由時間が増えることがあります。本来であれば、その時間は治療や休養、生活リズムを整えるために使うべきものです。
しかし、精神的に不安定な状態の中で、誰かに話を聞いてもらいたい、現実から逃げたい、自分を必要としてくれる相手に依存したいという気持ちが強くなり、浮気相手との連絡や外出に時間を使ってしまうケースがあります。
一方で、浮気をされた側の配偶者は、家計を支えるために普段以上に働いていることがあります。配偶者が休職して収入が減れば、その分を補うために仕事を増やしたり、家計を見直したりしなければなりません。さらに、家事や育児、通院のサポート、精神的なフォローまで一人で抱えていることもあります。
つまり、支える側は普段以上に忙しくなり、家を空ける時間も増えやすくなります。その結果、休職中の配偶者の行動に目が届きにくくなることがあります。「病気だから家で休んでいるはず」「今はつらい時期だから、そっとしておこう」そう信じていたにもかかわらず、その時間を使って浮気をしていたと分かった場合、支える側の配偶者が受ける精神的なダメージは非常に大きいものです。
支える側の配偶者は、すでに大きな負担を背負っている
鬱病で休職中の配偶者を支えることは、簡単なことではありません。支える側は、生活費の不安を抱えながら働き、家事や育児を担い、相手の体調にも気を配ります。本人を責めないように言葉を選び、家庭の空気が悪くならないように気を張り続けている方もいます。本来であれば、配偶者の回復を願い、家庭を守るために必死で支えている立場です。
そのような中で、休職中の配偶者が自由な時間を使って浮気をしていたと分かれば、単なる浮気以上の裏切りとして受け止めてしまうのは当然です。「自分が働いている間に何をしていたのか」「自分が家事や育児を背負っている間に、浮気相手と会っていたのか」「自分は家族として支えようとしていたのに、相手は別の人に向いていたのか」そう考えてしまうのは、決しておかしなことではありません。
浮気そのもののショックに加えて、これまで支えてきた時間や努力まで否定されたように感じてしまうため、深く傷ついてしまうのです。
浮気ができる状態なら、離婚も視野に入れてよい
配偶者が鬱病で休職していると、「病気の相手と離婚を考えるのは冷たいのではないか」と悩む方がいます。しかし、病気であることと、浮気を受け入れなければならないことは別です。
病気なら家族として支えようとしていた。けれど、浮気相手と連絡を取り、外出し、関係を続けることができるのであれば、支える側も冷静に今後の夫婦関係を見直してよいのです。
離婚を視野に入れることは、決して冷たい判断ではありません。もちろん、すぐに離婚を決める必要はありません。子どものこと、生活のこと、財産のこと、今後の治療のことなど、考えるべきことは多くあります。
しかし、「病気だから離婚を考えてはいけない」「自分が支え続けなければいけない」と、自分だけを縛り続ける必要はありません。浮気という裏切りまで背負ってしまえば、支える側の心が壊れてしまうこともあります。配偶者の病気を思いやることと、自分の人生を守ることは、どちらか一方しか選べないものではありません。

まとめ|鬱病で休職中の浮気は、支える側だけが我慢する問題ではありません
鬱病で休職中の配偶者を支えることは、簡単なことではありません。支える側は、生活費、家事、育児、精神的なサポートなど、多くの負担を背負っていることがあります。そのような中で、休職中の配偶者が浮気をしていたとすれば、その裏切りは非常に大きなものです。
鬱病であることに配慮する必要はあります。しかし、病気であることが浮気の免罪符になるわけではありません。休職中の自由時間を使って浮気相手と会っていた、家族が働いている間に別の相手と関係を続けていた。そのような事実があるなら、支える側も冷静に夫婦関係を見直してよいのです。
大切なのは、感情だけで判断するのではなく、まず事実を確認することです。浮気の疑いを抱えたまま一人で悩み続けると、相手の言葉に振り回され、自分の気持ちまで分からなくなってしまうことがあります。
みらい探偵社®︎では、休職中の配偶者の行動に不安を感じている方からのご相談もお受けしています。疑いを抱えたまま苦しむのではなく、事実を確認し、ご自身とご家族のこれからを守るための判断材料を整えることが大切です。

