勤務先を調べる方法|不倫相手の勤務先はどう調べる?探偵が解説

勤務先を調べる方法には、公開情報から自分で調べる方法と、探偵が浮気調査の中で確認する方法があります。不倫相手の場合は、まず浮気の証拠を取り、相手を確認したうえで尾行し、住所や勤務先を特定していくのが基本です。
配偶者の浮気が分かったとき、「相手はどんな人なのか」「どこで働いているのか」「配偶者とはどこで知り合ったのか」と、浮気相手のことを知りたくなるのは当然です。相手について何も分からないままだと、頭の中でいろいろなことを想像してしまい、不安ばかりが大きくなることもあります。勤務先が分かれば、相手の職業や生活の一端が見え、これまでぼんやりしていた浮気相手の人物像や、二人の関係が少しずつ見えてくることがあります。
浮気相手の勤務先を調べる方法には、氏名や職種、SNSなどの公開情報から自分で調べる方法があります。また、公開情報から勤務先が分からない場合でも、探偵による浮気調査の中で不倫相手を確認し、その後の尾行から住所や勤務先を特定する方法があります。この記事では、自分で勤務先を調べる方法、探偵が浮気調査とあわせて不倫相手の勤務先を調べる方法、勤務先を知ることで何が分かり、その後の浮気調査や慰謝料請求にどう役立つのかまで詳しく解説します。
勤務先を調べる方法は大きく分けて2つ
特定の人物の勤務先を調べる方法は、大きく分けると「自分で公開情報などを調べる方法」と「探偵に調査を依頼する方法」があります。どちらの方法が適しているかは、相手について現在どこまで情報を持っているかによって変わります。
たとえば、相手の氏名やSNSアカウント、経歴などが分かっている場合は、インターネット上に公開されている情報から勤務先が分かることがあります。一方で、勤務先について本人が何も公開していない場合や、同姓同名の人物が多く本人を特定できない場合、氏名そのものが分からない場合などは、公開情報だけで勤務先を特定することは難しくなります。
そのような場合に探偵が行うのが、対象者の行動を張り込み・尾行によって確認する行動調査です。たとえば対象者(浮気相手)の自宅が分かっているのであれば、出勤する時間帯から調査を開始し、対象者が実際にどこへ向かい、どの会社や施設へ入るのかを確認することで勤務先を特定していきます。
つまり、勤務先を調べる方法は「名前を検索する」といった一つの方法だけではありません。氏名が分かっているのか、住所が分かっているのか、顔が分かっているのか、対象者の行動を確認できる状態なのかなど、手元にある情報によって調べ方は変わります。
自分で勤務先を調べる方法
相手についてある程度の情報が分かっている場合は、まずインターネット上に公開されている情報から勤務先を確認できることがあります。ただし、現在は個人情報を公開していない人も多く、自分で調べれば必ず勤務先が分かるわけではありません。また、同姓同名の別人を本人だと思い込まないよう注意が必要です。
Googleなどの検索エンジンで氏名を検索する
相手の氏名が分かっている場合、まず考えられるのがGoogleなどの検索エンジンを使った検索です。氏名だけでは別人の情報が多数表示される場合があるため、分かっている情報があれば、
- 氏名+居住地域
- 氏名+職種
- 氏名+会社名の一部
- 氏名+資格
- 氏名+学校名
など、本人と結びつく情報を組み合わせて検索します。会社のホームページやスタッフ紹介、過去の勤務歴、資格者名簿、講演・イベントへの参加歴など、本人が仕事上公開している情報から勤務先につながる場合があります。検索結果に同じ名前の人物が表示された場合は、年齢、顔写真、居住地域、経歴など複数の情報が一致しているかを確認します。
SNSの公開情報を確認する
X、Instagram、Facebook、LinkedInなどのSNSから、勤務先について分かることもあります。プロフィール欄に会社名や職種を記載していなくても、
- 会社の近くで昼食を取っている
- 勤務先のイベントに参加している
- 職場の同僚と交流している
といった公開投稿から、仕事に関する情報が見つかることがあります。SNSには以前の勤務先がそのまま掲載されている場合や、投稿時点では勤務していたものの、その後転職している場合もあります。現在の勤務先かどうかについては、ほかの情報と合わせて確認することが大切です。
会社や店舗などの公式サイトを確認する
相手の職種や勤務先の候補がある程度分かっている場合は、会社や店舗などの公式サイトも確認できます。業種によっては、
- スタッフ紹介
- 役員・社員紹介
- 有資格者紹介
- 講師紹介
- 店舗スタッフ
- プレスリリース
- 採用・イベント記事
などに氏名や顔写真が掲載されていることがあります。特に、営業職、士業、医療関係、講師、経営者、店舗スタッフなど、仕事上氏名を公開することが多い職種では、本人と勤務先を結び付けられるケースがあります。
過去に本人から得た情報を整理する
浮気相手や特定の人物について勤務先を調べたい場合、すでに手元にある情報を整理することも重要です。たとえば、
- 職種
- 出勤する曜日や時間
- 休日
- 通勤に使っている路線や駅
- 制服や仕事着
- 会社や店舗について本人が話していた内容
- 名刺など、正当に入手した資料
といった情報です。単独では勤務先を特定できない情報でも、複数を組み合わせることで候補を絞れることがあります。
氏名だけで勤務先を特定するのは簡単ではない
「名前が分かれば勤務先も調べられるのではないか」と思われるかもしれません。しかし、氏名だけから現在の勤務先を正確に特定するのは、実際には簡単ではありません。同姓同名の人物がいるだけでなく、会社が従業員名簿を一般公開しているわけでもありません。SNSを利用していない人や、仕事に関する情報をインターネット上に掲載していない人もいます。
特に、不倫相手について分かっているのが「氏名と顔だけ」「顔だけ」「配偶者と会っている人物だということだけ」といった場合、自分で公開情報を検索するだけでは勤務先までたどり着けないことがあります。このように、自分で勤務先を調べる方法は、基本的に公開されている情報を探して本人と照合していく方法です。
探偵はどのように勤務先を調べるのか
浮気調査で不倫相手の勤務先を調べる場合、まずは配偶者の行動を張り込み・尾行し、実際に会っている不倫相手が誰なのかを確認します。その後、不倫相手を尾行することで、自宅や勤務先などを確認していきます。
たとえば、不倫相手と別れた後にそのまま自宅まで尾行できれば、まず住所が分かります。その後、自宅から出勤するところを調査することで勤務先を確認できます。また、配偶者と別れた不倫相手がそのまま仕事へ向かえば、同じ日の調査で勤務先が判明することもあります。
つまり、不倫相手の勤務先だけを単独で調べるというより、浮気調査によって不倫相手を確認し、その後の行動を追う中で勤務先を特定していくのが基本的な流れです。
参考記事:浮気調査を依頼する時に必要な情報とは?探偵に伝えたい項目を解説
自宅から出勤先まで尾行する
対象者(浮気相手)の住所が分かっている場合は、自宅付近から調査を開始する方法があります。対象者が自宅を出たところを確認し、徒歩・電車・バス・自転車・車など、その日の移動手段に合わせて尾行します。そして、対象者が会社や店舗、施設などに入り、そこで勤務していることが確認できれば、勤務先の特定につながります。
通勤途中で移動手段が変わったり、複数の路線を乗り継いだりすることもあるため、実際の調査では対象者の動きに合わせて追跡していきます。
配偶者との接触から不倫相手を追う
不倫相手の住所が分からなくても、配偶者と会う日時や場所が分かっていれば、そこから調査できる場合があります。配偶者と接触した後、不倫相手が移動するタイミングで尾行することで、自宅だけでなく勤務先が判明することもあります。たとえば、不倫相手が配偶者と会った翌朝にそのまま出勤した場合などは、その行動から勤務先を確認できることがあります。
このように、不倫相手の氏名や住所を知らなくても、本人を現地で確認できれば、その後の行動から勤務先につながることがあります。
勤務先と思われる場所への出入りを確認する
対象者がある会社や店舗に入ったからといって、それだけで勤務先だと判断するわけではありません。取引先への訪問や買い物、打ち合わせなどで立ち寄っている場合もあるためです。勤務先を特定する際には、
- 出勤と思われる時間帯に入っている
- 一定時間その場所に滞在している
- 従業員用の出入口を利用している
- 制服や社員証など勤務していることにつながる状況が確認できる
- 複数日にわたって同じ場所へ出勤している
など、実際の行動を確認しながら判断していきます。「建物に入った」という一点だけではなく、その前後の行動を含めて確認することが重要です。
電車・徒歩・車など移動手段に合わせて追跡する
勤務先調査では、対象者がどのような方法で通勤しているか事前に分からないこともあります。自宅から徒歩で駅へ向かう人もいれば、自転車、バイク、車で移動する人もいます。また、家族に駅まで送ってもらったり、途中で別の交通手段へ乗り換えたりするケースもあります。そのため探偵は、対象者の動きに合わせて張り込みと尾行を組み合わせ、勤務先まで行動を追っていきます。
参考記事:浮気調査の流れを徹底解説!探偵への相談から証拠確保、その後の解決まで【初心者向け完全ガイド】
不倫相手の勤務先を知るメリット
配偶者の不倫相手について、「どんな人なのか知りたい」と思うのは自然なことです。相手のことが何も分からない状態では、「どんな人なのか」「どこで知り合ったのか」「なぜ関係が始まったのか」と分からないことばかりで、不安が大きくなってしまいます。
ですが、職業や勤務先が判明し、相手の人物像が少しずつ浮かんでくると、配偶者との接点や浮気の馴れ初め、これまで見えなかった関係の全体像も見え、気持ちが落ち着く場合があります。勤務先を知ることは、単に相手の情報を一つ増やすというだけではありません。今まで分からなかった不倫相手を具体的な人物として把握し、現在起きていることを整理するための手がかりにもなります。
浮気調査中に勤務先が分かるメリット
浮気調査を行っている中で、不倫相手の勤務先が判明することがあります。勤務先が分かると、不倫相手についての情報が増えるだけでなく、今後の浮気調査を進めるうえでも有力な手がかりになります。特に、勤務時間や生活リズムが見えてくることで、配偶者と会いやすい曜日や時間帯を考えやすくなります。また、配偶者と同じ会社や仕事関係の人物であることが分かれば、二人の関係性についても見えてくることがあります。
勤務時間や生活リズムを想定しやすくなる
勤務先や職業が分かると、不倫相手がどのような時間帯に働いているのか、休日はいつ頃なのかなど、生活リズムを考える材料が増えます。たとえば、土日休みの会社員なのか、平日休みの仕事なのか、夜まで勤務する仕事なのかによって、配偶者と会いやすい曜日や時間帯も見えてきます。
職業や働き方が分かることで、二人がいつ会っている可能性が高いのかを考えやすくなり、浮気調査の日程を検討する材料になります。
社内不倫かどうかを見極めやすくなる
不倫相手の勤務先が分かった結果、配偶者と同じ会社に勤めていることが判明する場合もあります。同じ会社だけでなく、同じ店舗や営業所、取引先など、仕事を通じて接点があることが分かれば、二人がどのように知り合ったのかも見えてきます。
社内不倫の場合、仕事を理由に自然に会える環境があるため、家族から見れば不自然に感じなかった行動が、後から振り返ると不倫相手との接点だったと分かることもあります。勤務先を確認することで、単に「誰と浮気しているのか」だけではなく、二人がどこで知り合い、どのような環境で関係を続けているのかまで、浮気の全体像を整理しやすくなります。
参考記事:社内不倫の兆候と対処法:職場で同僚・上司と芽生える禁断の浮気
慰謝料請求で勤務先を知るメリット
不倫相手に慰謝料を請求することを考えている場合、勤務先が分かっていることは、その後の対応を考えるうえでも役立ちます。勤務先から職業や働き方が分かれば、相手の経済状況を考える材料になります。また、慰謝料の支払いについて話し合う際にも、相手について正確な情報を把握していることで、より現実的に条件を検討できます。
不倫相手の支払い能力を考える材料になる
慰謝料を請求するときは、「いくら請求するか」だけでなく、相手が実際にどの程度支払えるのかという視点も重要です。勤務先や職業が分かれば、会社員なのか、自営業なのか、どのような仕事をしているのかなど、相手の経済状況や支払い能力を考える材料が増えます。
不倫慰謝料には、不貞の期間や回数、婚姻期間、夫婦関係への影響などから考えられる金額がありますが、実際に示談交渉を行う際には、相手の支払い能力も踏まえて、どの程度の慰謝料を求めるのかを検討します。
たとえば、一括で支払える金額なのか、より高い金額を求めて分割払いにするのかなど、相手の経済状況によって交渉の組み立て方も変わります。そのため、勤務先を把握して相手の支払い能力を考えることは、慰謝料の額や支払い条件を具体的に検討するためにも役立ちます。
不倫相手が示談交渉に応じやすくなることがある
不倫相手に、こちらが勤務先まで把握していることが伝わると、相手は「自分の身元はかなり知られている」「もう簡単にはごまかせない」と感じることがあります。これは、勤務先へ不倫の事実を伝えると脅したり、勤務先を材料に相手へ圧力をかけたりするという意味ではありません。
こちらが何かをしなくても、勤務先まで把握されているという事実そのものを相手が重く受け止め、自分から「もう逃げ切れない」「こちらの方が状況を把握されている」と感じることがあります。いわば、相手が自分自身で「もう負けている」と感じるような状態です。
その結果、それまで不倫を否定していた相手や強気な態度を取っていた相手が態度を変え、示談や慰謝料についての話し合いに応じるようになることがあります。勤務先を使って相手を脅すのではなく、こちらが相手について正確な情報を把握していることが、交渉における力関係に影響することがあるということです。
慰謝料請求に向けて相手の情報を整理できる
不倫相手について、氏名しか分からない状態と、氏名・住所・勤務先などが判明している状態では、その後の対応のしやすさが変わります。相手がどこの誰なのかを把握できれば、慰謝料請求や示談について具体的に検討しやすくなります。
また、相手について正確な情報を持つことで、「誰に対して請求するのか」が明確になり、弁護士へ相談する際にも、これまでに判明している情報を整理して伝えることができます。
支払いが行われない場合の給与差押えにも勤務先情報が必要になる
不倫相手との示談や裁判などによって慰謝料の支払いが決まっても、約束どおりに支払われないケースがあります。判決や和解調書など、強制執行ができる債務名義がある場合には、相手の給与などを差し押さえて慰謝料を回収する方法を検討できます。給与差押えの申立てでは、相手の勤務先の名称や所在地を特定する必要があります。
そのため、不倫相手の勤務先を把握しておくことは、慰謝料を請求するときだけでなく、万が一支払いが行われなかった場合に備えるという意味でも重要な情報になります。
参考記事:「浮気の証拠」で未来は変わる:後悔しない離婚・交渉のために
勤務先を調べる際の注意点
不倫相手の勤務先は、今後の浮気調査や慰謝料請求を考えるうえで役立つ情報です。ただし、浮気相手ではないかという疑いだけで、第三者の勤務先まで調べることはできません。
浮気の疑いや「怪しい」だけでは勤務先は調べられない
「たぶんあの人が浮気相手だろう」と見当がついている場合でも、まだ浮気相手であることが確認できていない段階で、その人物の勤務先や住所などを調べると、名誉毀損やプライバシーの問題に発展する可能性もあります。
そのため、まずは配偶者の浮気調査を行い、不貞関係を裏付ける証拠を確認することが先になります。浮気の証拠が取れ、その人物が実際の浮気相手であることが確認できて、はじめて必要に応じて勤務先や住所などを調べていきます。
参考記事:浮気・不倫の証拠写真とは?「肉体関係が持てる状況」を示す調査報告書の条件

よくある質問
- 浮気調査の途中で、不倫相手の勤務先まで分かることはありますか?
-
はい、あります。浮気調査で配偶者と会っている不倫相手を確認し、その後の行動を尾行する中で勤務先が判明することがあります。たとえば、配偶者と別れた後に不倫相手がそのまま仕事へ向かえば、その日の調査で勤務先が分かることがあります。また、一度自宅まで尾行して住所が分かれば、後日、自宅から出勤するところを確認して勤務先を特定する方法もあります。そのため、不倫相手の勤務先だけを別に調べるのではなく、浮気調査とあわせて確認していく方法が効率的です。
- 不倫相手の名前や住所が分からなくても勤務先を調べられますか?
-
はい。浮気調査では、最初から不倫相手の氏名や住所が分かっている必要はありません。まず配偶者を張り込み・尾行し、実際に会っている不倫相手を確認します。その人物を尾行することで、自宅や勤務先が判明することがあります。つまり、「名前から勤務先を探す」のではなく、実際に現れた不倫相手の行動を追うことで勤務先を確認する方法があります。
- 不倫相手の勤務先が分かると、何に役立ちますか?
-
勤務先が分かると、職業や働き方などから不倫相手の人物像が見えやすくなります。配偶者と同じ会社や取引先であれば、二人がどこで知り合ったのかなど、浮気の馴れ初めや関係の全体像が見えてくることもあります。
また、勤務時間や生活リズムは今後の浮気調査の日程を考える材料になります。慰謝料請求を考える場合には相手の経済状況を考える手がかりになり、支払いが行われず給与差押えを検討する場合にも勤務先情報が重要になります。
まとめ|不倫相手の勤務先は、浮気調査とあわせて調べるのがおすすめ
不倫相手の勤務先を知りたい場合は、勤務先だけを単独で調べるのではなく、浮気調査とあわせて確認していくのがおすすめです。浮気調査では、まず配偶者が実際に会っている人物を確認します。その後、不倫相手を尾行する中で、自宅や勤務先が判明することがあります。
勤務先が分かり、勤務時間や生活リズムが見えてくると、今後の調査日程を考える材料になるため、早めに勤務先まで調べることをおすすめする場合もあります。
また、慰謝料請求では、相手の経済状況や支払い能力を考える手がかりにもなります。給与差押えを検討する場合にも、勤務先情報は重要です。いずれ必要になることが多いため、調べておいて損はないでしょう。
浮気の証拠を押さえ、不倫相手を確認し、その流れの中で住所や勤務先まで調べる。この順番で進めることで、不倫相手の身元だけでなく、浮気の全体像や、その後の対応を考えるために必要な情報もそろえていくことができます。

