「不倫の時効は3年」に油断しないで!浮気の証拠を早期に集め素早く慰謝料請求するべき5つの理由
「不倫の時効は3年」ということを聞いたことがあるのではないでしょうか。でも、本当にその3年全てを証拠収集に使えると思いますか?不倫の状況は複雑で、時間とともに多くの変化が生じます。そのため、証拠収集を先延ばしにしてはならない数々の理由が存在します。
このブログでは、早期に行動を起こすべき具体的な理由を、皆さんと一緒に探っていきたいと思います。さあ、どうして証拠収集を早めに始めることが重要なのか、詳しく見ていきましょう。
(1)証拠の保存における紛失リスク
配偶者のスマホやパソコンのハードディスクの中に、不倫の証拠になるようなやりとりや写真があることを知ったとしても、いつまでも同じ場所にあると考えて、いつか機会があれば撮ろうと思うことは危険です。不倫をしている人はバレないようにと気を使っているので、他の人がアクセスできない場所にデータを移したり、完全に消去してしまうかもしれません。
また、集めた不倫の証拠の保存においては、証拠が紛失するリスクを考慮することが非常に重要です。デジタルデータの場合、ハードドライブの故障やデータの誤削除、さらにはセキュリティ侵害によるデータ損失が起こり得ます。また、物理的な証拠物(例えば、手紙や物品)も、保管場所が不適切であるために紛失したり、間違って破棄されたりすることがあります。
さらに、確率は低いかもしれませんが、自然災害や火事などの予期せぬ事態によっても証拠が紛失する可能性があります。これらの事態に備えて、証拠は複数の場所に分散して保存することが賢明です。例えば、デジタルデータはクラウドサービスにもバックアップを取り、物理的な証拠は耐火性のあるセーフティボックスなどに保管すると良いでしょう。ただ、そのセーフティボックス自体を安全な場所に隠す必要があります。
これらの手段を講じることで、証拠が有効に使われる確率を高めることができます。これにより、不倫証拠を確実に保全し、適切な時期に法的措置をとる準備を整えることが可能となります。
(2)法的手続きの準備時間
不倫証拠を集める過程において、ただ証拠を集めるだけではなく、それを用いて法的な措置を取るための準備も非常に重要です。証拠が揃った後、それを基にして法的アドバイスを求め、訴訟を起こす準備を進める必要があります。そしてそれ以前に、今後自分がどうして行きたいのかという考えをまとめる時間が必要です。
これには時間がかかるため、時効の期限ギリギリになってから証拠収集を始めると、適切な準備を行う時間が不足するリスクが生じます。証拠収集はできるだけ早期に行い、十分な準備期間を確保することが望ましいです。このようにして、迷いがない状態にしておけば、法的な対応を迅速かつ効果的に行うことができます。
(3)証拠の発覚、追加証拠取得の機会消滅
不倫証拠を長期間保持しておくと、不倫をしている配偶者に証拠が発見されて、隠匿されるリスクが高まります。例えば、不倫の証拠としての写真やメッセージを秘密の場所に保管していても、その存在が知られることで、証拠が隠されたり、破壊されたりする恐れがあります。また、関与者が証拠を探していることに気づくと、さらなる証拠隠滅の動機を与えかねません。
さらに、証拠を隠し持っていることが相手に知られた場合、相手は警戒を強めることが予想されます。これにより、追加の証拠を集めることが一層困難になります。証拠がばれると、相手は行動を慎重にするようになり、証拠を隠すだけでなく、追加の証拠収集を防ぐための対策を講じる可能性が高くなるためです。その時点で慰謝料請求に足りる証拠が集まっていない場合は、それ以降の証拠集めが困難を極めることになるでしょう。
(4)不倫関係の変化と証拠の取りづらさ
不倫関係の変化や終了は、証拠収集に大きな影響を及ぼします。たとえば、不倫関係が予期せず突然、一方的に終わることがあります。これは、不倫相手に「振られる」という形で起こり得ます。関係が突然終了した場合、それまでアクセス可能だったコミュニケーションの記録や密会の証拠を集めることが非常に難しくなります。
また、不倫が誰かに発覚すると、関係は急速に変化し、時には完全に終わりを迎えることがあります。家族だけではなく、会社関係者にばれる場合も考えられます。関係が終了した後では、通信の記録を取る、ホテル密会の写真を撮るなど、直接的な証拠を収集することがほとんど不可能になります。このような場合、証拠が少ないと、法的な手続きにおいて不利な立場に立たされるリスクが高まります。
不倫関係が続いている間に証拠を集めることには、コミュニケーションが頻繁にあり、メッセージの交換やホテルに宿泊等の証拠をより容易に確保できるという利点があります。このような証拠は、不倫の事実を明確に示すのに非常に有効です。したがって、不倫関係が続いている間に、早期に積極的に証拠を集めることが推奨されます。
(5)先行する訴訟と貞権侵害のリスク
不倫証拠の収集を遅らせることで、予期せぬ法的な問題に直面するリスクが高まります。特に「W不倫」のケースでは、不倫相手の配偶者によって先に訴訟が起こされ、慰謝料請求を受ける可能性があります。これが先行すると、自分が慰謝料を請求しようとしても、浮気相手や配偶者の財産が既に減少しているため、支払い能力が低下している可能性があります。結果として、自分の慰謝料請求が困難になり、法的な対処が複雑化します。
また、不倫相手が独身であっても、貞操権の侵害として不倫をした配偶者が慰謝料請求される可能性があります。このケースも同様に、先に不倫相手に慰謝料を払うことで、あとからの慰謝料請求にすぐに支払いが行えない、などのケースが考えられます。
これらのリスクを避けるためには、証拠収集を早期に行い、可能な限り迅速に法的措置を取ることが重要です。慰謝料請求を考えるなら、動くのは早いに越したことはありません。
「不倫の時効は3年」を勝手に都合良く解釈しない
不倫の時効は3年とされていますが、この期間全体を証拠収集に利用するのではなく、早期に行動を起こすことが非常に重要です。法的には3年間有効だとしても、3年間安全に証拠が保存される保証はありません。また、3年間の間に自由に証拠が撮れる可能性も保証されません。
さらに証拠の保存における紛失リスク、法的手続きの準備時間、証拠の隠匿リスク、関係の変化による証拠収集の困難性、先行する訴訟のリスク、および貞操権侵害による慰謝料請求のリスクなど、多くの要因が、早期の証拠収集を推奨しています。
証拠が時間とともに失われる可能性が大きくなるため、浮気発覚次第、迅速かつ適切に対応することが求められます。また、法的な措置を効果的に進めるためにも、証拠収集は時効の期限ギリギリではなく、できるだけ早期に始めるべきです。このアプローチにより、法的な問題を有利に解決し、心理的なストレスを軽減することが可能になります。
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